NEWS インタビュー
2021.04.27 インタビュー

鰹節専門店天満屋商店の清水さん「ひと手間のお手伝い」がモットー

料理好きの店主が商う大阪の鰹節屋・天満屋商店

「おおさかの鰹節育て隊」が企業や店舗を紹介するインタビュー企画。
第一回は天満屋商店さん。大阪市中央卸売市場内に店舗を構える鰹節専門店です。

それではインタビューをご覧ください!




大阪市中央卸売市場内に店舗を構える天満屋商店の清水です。
「ひと手間のお手伝い」をモットーに、お客様のお出汁やお料理に関するお悩みやご相談に日々向き合っております。

大阪といえば「水の都」「天下の台所」といった二つ名が有名ですが、
やはり誰しもが心躍るフレーズはいえば「食い倒れの街、大阪」なのではとないかと思うんです。

大阪の食の文化は全国的にも有名ですよね。

事実、行政や商工会議所などでは、ここ数十年で大阪を食の都としてPRしていく方向で進められてきました。
その効果もあってか、全国的に「大阪のご飯は安くて美味い」といったイメージを持たれるようになったと確信しています。

それはもともと江戸時代という古い時代からこの大阪の地に多くの食材が集い、
その食材を求める商人や料理人も集まり、そしてそれらがさらに新たな食文化を発展させてきたという
大阪の食に特化したポテンシャルがあったからこそのブランディングの成功例なのでしょう。

その中で、この食文化に深く関わっている『大阪の「出汁」や「かつおぶし」』に携わっていることを、
大阪だけでなく、全国津々浦々で我々大阪の鰹節屋が自信と誇りをもって
仕事に取り組んでいることを知ってもらいたいと思っております。

私、天満屋商店の清水は、大阪の鰹節屋の中でも稀有の料理好きであると自負しており、
今回は和洋中すべてに使えるお出汁ついて簡単にお話ししたいと思います。

「出汁」といってもいろいろな種類がありますよね。

洋食だとブイヨンやフォン、中華だと「湯(タン)」なんかも出汁の括りに入るでしょう。

これらは野菜くずや動物の骨などで作ることが出来ます。
が、長い時間をかけてゆっくり煮出しながらうまみ成分を引き出さないと出来上がりません。

つまり極端に言ってしまうと、出汁はうまみ成分が抽出されたものであればいいわけなのですが、
その究極かつ簡単に作れるものが和出汁なのです。

その中でも大阪生まれの和出汁は「昆布と鰹節で約5分~10分」で作れる極めてシンプルかつ実用的で、
想像される日本料理以外にも使えるという事を皆さんはあまり知らないのではないでしょうか。

和洋中で使える出汁とはつまり、「動物性のアミノ酸」と「植物性のアミノ酸」があればいいわけですから、
簡単な出汁であれば「昆布(植物性)を水につけておいて、その水を沸騰させたら火を切って、
そこに鰹節(動物性)を放り込む」これだけで出来上がりです。

簡単であるのに、市販の味付きのお出汁や顆粒だしよりも美味しい。和出汁って素晴らしいですね。

味付けはそれぞれのご家庭や、料理人の好みで別れますが、ベースとなる美味しさは変わらない。
つまり料理が不得意でもベースが美味しければ、味付けさえ気を付ければ誰でも美味しいお料理が作るのです。

 では実際どんな料理に使えるのかはこちらをご覧下さい。

和出汁コーンポタージュ
https://www.instagram.com/p/CEFrYm7pGNU/

和出汁と赤ワインのグレイビーソース
https://www.instagram.com/p/CKBBKWqJC62/

和出汁トマトカプレーゼ
https://www.instagram.com/p/CFEm6bRJ8vc/

 

これら基本はすべて同じ和出汁です。

普段のお料理が、鰹節と昆布でとったお出汁ひとつでレベルが2つも3つも上がるのです。
これら以外にも弊社天満屋商店のインスタグラムでは出汁レシピを公開しております。

この記事をご覧になられたかたの美味しさのひと手間のお手伝いが出来れば幸いです。
弊社だけでなく、大阪の当組合には鰹節や出汁に詳しい専門の鰹節屋が多数在籍しておりますので、
お近くにその店舗や会社がございましたら是非足を運んでみてください。

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