薄く、見栄え良く、丁寧に。それが大洋かつをのこだわり
なぜ、大阪ではおいしい鰹節が育つのか。その秘密に迫る深堀り企画。
「おおさかの鰹節育て隊」が各企業や店舗に取材に伺い、その様子をレポートします!
今回は大洋かつをさんにお話を聞きました。
自慢の糸削り、薄く、見栄え良く、丁寧に
鰹節を細く削った糸削りにはこだわっていますよ。糸削りは見栄えだけではなく、いかに薄く削れるかが重要。丁寧に薄く削ることで食感も変わってきます。糸削りは原料が悪いと綺麗に削れませんし、花削りよりも削るのが難しい。だから綺麗な削り節を作るためにも原料の良し悪しの判断に力を入れています。私たちの鰹節は問屋さんを経由して料理屋さんで用いられていたり、スーパーなどの小売店でも販売されています。国内だけでなくアメリカやカナダといった海外向けの製品も作っております。
いつも、これからも美味しい削り節を届けたい
他府県に比べて大阪の鰹節店の原料へのこだわりは強いと思います。もちろん私たちもこだわってます。原料はサンプルを仕入れてどんな味か確かめるため出汁を取ります。そして味だけでなく出汁の色を確認してから販売するかどうかを判断します。お客様は当然出汁へのこだわりが強いので、出汁を取ったときに濁らない透き通った出汁になる良い削り節を届けたいと思っています。
また、混合出汁にもこだわりを持っています。サンプルの時点で鯖、鰯、めじか、それぞれの味を確認するようにしています。作るときには混合配分の調整をするんです。良い原料を使うのは当たり前。味のブレを無くすために混合にこだわってブレンドしています。
変わらず味を大切にしていきたい
今は世の中の影響で原料も高くなってきていますが、だからといって削り節の味の質を落とさず、これからも味の質を大切にしながら頑張っていきたいと思います。
大洋かつを株式会社
HP:https://www.taiyoukatuwo.co.jp/
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